能登半島でカニ料理が評判の旅館といえば和倉温泉の多田屋です。
能登半島へ温泉とカニ料理をメインに旅行に行きたいんだけど、いい宿はありますか? それでしたら和倉温泉の多田屋(わくらおんせん ただや)がおすすめです。和倉温泉の中でも老舗の旅館で、冬の時期は名物の活ズワイガニの温泉蒸しが評判です。
客室は広々として落ち着きがあり、窓の外には眼下に海原が広がります。上の写真のお部屋は大正ロマンを基調とした人気のお部屋・利休。海にもっとも近いお部屋で、縁側やお庭からは釣りも楽しめます。客室のタイプは宿泊プランの中からお好きなお部屋を選べます。
宿に着いて夕食までには時間があるので、温泉で旅の汗を流しましょう。広々とした大浴場のほかに露天風呂もあります。なんと一人用の露天風呂もあるんです。名湯・和倉温泉のお湯をひとり占めできるなんてぜいたくですねぇ。
お待ちかねの夕食です。地元・七尾(ななお)で水揚げされた海の幸がふんだんに使われていて見た目にも豪華。食欲をそそられます(料理は季節と仕入れによって替わります)
美しく盛られたお造りと、七尾湾で獲れたプリプリのカワハギの薄造り。
冬は寒ブリとカニが楽しめます。寒ブリはしゃぶしゃぶで。脂が乗っていて、とろけるような食感です。冬の日本海の宝石といわれる香箱蟹(こうばこがに=メスのズワイガニ)も並びます。
メイン料理は多田屋名物・活ズワイガニの温泉蒸し。熱々に熱せられた石が敷き詰められた土鍋の中に、さばいたばかりのズワイガニを網の上に載せ、その上から和倉の温泉を注ぎ、フタをして三分待てば温泉蒸しの出来上がり。
蒸しているから旨みがそのまま閉じ込められています。カニ味噌もたまりません。温泉の塩分とカニの甘みが絶妙なハーモニーを奏でる多田屋の名物料理です。絶景の温泉と名物の活ズワイガニの温泉蒸しを堪能。まさに至れり尽くせりのお宿です。