東京・浜松町から高速バスで約3時間。今回ご紹介するのは、風光明媚な南房総の鴨川・天津小湊温泉(あまつこみなとおんせん)の 宿中屋(やどなかや)。伊勢海老・鮑・金目鯛が一度に食べられる料理自慢のお宿です。
宿中屋の創業は17年前の江戸時代の天保年間。南房総を訪れる旅人や多くの文人墨客(ぶんじんぼっかく)からも親しまれ、長い歴史を刻んできました。
2015年7月には最上階のラウンジが全面リニューアルされ、特別フロアとして専用のラウンジも備えた快適な空間として新しく生まれ変わりました。
客室は全室オーシャンビュー。ゴージャスなシティホテルを思わせるかのような雰囲気。気兼ねなく快適に過ごせる空間が広がります。キャビネットには浴衣・作務衣・湯足袋(ゆたぴ)・バスローブなども備わっています。
ミニバーキッチンもあり、淹れたてのエスプレッソで、くつろぎのひとときを過ごせます。まさに至れり尽くせり。
お部屋から見渡す紺碧(こんべき)の大海原。これは圧巻です。
海を一望できる露天風呂の付いたお部屋もあります。お湯は宿の自家源泉を使用。ペーハー値8.9。肌がしっとりと潤います(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
館内には大浴場のほかに露天風呂と貸切風呂もあります。泉質は、ナトリウム塩化物・硫酸塩・冷鉱泉。疲労回復にも効き、女性にうれしいアルカリ性の美肌の湯です。潮騒を聞きながらの入浴は心と体のコリをほぐしてくれます。
南房総・宿中屋の夕食です。食事は個室の食事処でいただきます。もてなしは、房総の海が育んだ三大食材・伊勢エビ・アワビ・キンメダイがふるまわれます。どれも新鮮そのもの。
お刺身は、イセエビ・サザエ・カンパチ・マダイ・マグロなど。ヒラメは見事な姿造りで。豊饒な房総の海の幸を存分に堪能できます(料理は季節や仕入れによって替わります)
伊勢エビの透き通った身はプリプリっとした食感がたまりません。
焼き物はアワビの踊り焼き。陶板でじんわり蒸し焼きされた新鮮で肉厚なアワビ。磯の香りとともに味わう食感は絶品です。
煮物は、脂の乗ったキンメダイの煮付け。甘辛の秘伝のタレが身にしっかり染みこんでいます。これも宿自慢の一品です(宿泊プランによって姿煮ではなく煮付けになる場合もあります)
もてなしは海の幸だけではありせん。極上の肉料理もふるまわれます。かずさ和牛の石焼きはポン酢・岩塩・ワサビ・豆板(まめいた)ダレでいただきます。地元のほまれ・かず和牛。房総の豊かな自然で育まれ、きめ細かく柔らかな肉質は、まろやかな味わいです。
鍋物は、伊勢エビとマダイのしゃぶしゃぶ。伊勢エビの頭を入れることで濃厚な味噌が溶け出し、極上の出汁(だし)に仕上がります。旨みの花が咲いたら伊勢エビをしゃぶしゃぶ。これはもうたまりません。
朝食も伊勢エビ汁・海藻サラダ・アジの干物・豆乳湯豆腐など磯の香りが満載。体にもやさしい料理が並びます。
伊勢エビ・アワビ・キンメダイ…。房総の海の幸尽くしの豪華なもてなしと源泉掛け流しの海を臨む天然温泉を心ゆくまで満喫できます。
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