江戸時代から人気の湯治場として栄えた能登(石川県)の和倉温泉(わくらおんせん)。今回ご紹介するのは和倉温泉の渡月橋近くにひっそりとたたずむ 大正浪漫の宿 渡月庵(とげつあん)
創業は大正4年(1915年)。のどぐろ料理が評判の老舗旅館です。
渡月庵の客室は全11室。それぞれ贅を尽くした職人技が見られます。こちらの客室には数寄屋造りでよく使われる杉を使った網代天井(あじろてんじょう)が施されています。たいへんな手間をかけて風雅な模様が編み込まれています。
こきちらのお部屋の天井もこれまた立派。屋久杉の一枚板を使い輪島塗を施しています。なんとも贅沢。木のぬくもりあふれるやさしい空間です。
お部屋の障子には組子細工が施されています。釘を使わずに木を組み込んで模様を作る。和倉の近くにある田鶴浜(たつるはま)という組子で知られる町の職人が作った匠の技です(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
自慢の温泉は源泉掛け流し。こちら(上の画像)は檜(ひのき)を使った露天風呂。和倉温泉の特徴である強い塩分の泉質のおかげて体の芯から温まり肌がすべすべになります。
和倉温泉・渡月庵の夕食です。もてなしはノドグロ料理。日本海で獲れた新鮮なのどぐろを塩焼き・煮付け・しゃぶしゃぶでいただきます。
脂の乗ったのどぐろを口に含めば、じゅわっととろけます。これはたまりません。
のどぐろのほかにもズワイガニ・甘エビ・白エビ・寒ブリ・アワビ・アオリイカなど北陸を代表する旬の味覚が並びます。加賀・能登の地酒とも相性抜群。和倉の名湯と料理に体も心もポカポカになります。
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