JR姫新線・林野駅から送迎車で約10分。車の場合は中国自動車道・美作ICから約10分。今回ご紹介するのは、開湯1,200年の歴史を誇る中国地方きっての名湯・湯郷温泉(ゆのごうおんせん)清次郎の湯 ゆのごう館(せいじろうのゆ ゆのごうかん)。吉野川の清流沿いにたたずむ料理自慢の温泉旅館です。
宿に到着すると、和と洋を巧みに組み合わせた豪華ながら落ち着きのあるロビーが迎えてくれます。チェックインをすませたら客室へ(ゆのごう館のチェックインは15時。チェックアウトは10時)
館内は、しっとりした湯宿の風情。「肩の凝らない・気疲れしない・のんびりとした田舎時間」が流れていきます。
客室は、じゅうぶんな広さのある和室(上の写真)。ゆったりと過ごすことができます(お部屋のタイプは 宿泊プラン の中から選ぶことができます)。お部屋で旅の荷をほどいたら、まずは温泉を楽しみましょう。
こちら(上の画像)は女性用大浴場。湯船に浮いているのは檜(ひのき)の玉。檜の香りは癒し効果抜群。いっそう安らぎに満ちた湯浴みが楽しめます。
もちろん露天風呂も用意されています(上の写真)。岩を配した野趣あふれる露天岩風呂。泉質はアルカリ性で、美肌効果があるという女性にはうれしい温泉です。
湯郷温泉・ゆのごう館の夕食です。夕食は食事処で。もてなしは季節の旬の食材を散りばめられた会席料理。ゆのごう館は、旅行新聞主催のプロが選ぶ日本のホテル・旅館100選の料理部門にも入選している料理が評判の宿でもあります。
お造りは、甘海老・真烏賊(マイカ)・鯛の三点盛り。瀬戸内海の鯛は上品な味わい。どれも新鮮そのもの。鮮度が違います。
春に旬を迎え、脂の乗る桜鯛(さくらだい)は、しゃぶしゃぶで。鰹出汁(かつおだし)にくぐらせていただけば、桜鯛ならではの甘みが口の中に広がります(料理は季節や仕入れによって替わります)
揚げ物は大海老(おおえび)の若草揚げ。青海苔(あおのり)を混ぜ込んで風味よく仕上げた一品(ひとしな)。揚げたての天ぷらがいただけます。
もちろんお肉もいただけます。肉料理は国産和牛を石焼きで。お肉が石の上で焼ける音がじゅうじゅうと。これはたまりません。
そのほかに郷土料理の祭り寿司もいただけます。江戸時代、岡山藩主が出した一汁一菜令をかいくぐるため、寿司飯にたくさんの具を混ぜ込んだのが始まりといいます。
山あいのいで湯ながら海の幸もたっぷり。さすがは料理自慢の宿。満足できます。
湯郷温泉 ゆのごう館の口コミを見てみる
湯郷温泉にほど近い、大谷川河川公園(おおたにがわかせんこうえん)は、ホタル観賞のスポットとして知られています。毎年、5月下旬から6月中旬にかけて、ゲンジボタルやヘイケボタルの乱舞を見ることができます。ゆのごう館からも浴衣姿で、歩いてホタル観賞に出かけられます( 湯郷温泉 観光情報 )