山口県を代表する温泉郷・川棚温泉(かわたなおんせん)。その歴史は古く、江戸時代には長州藩の御前湯(ごぜんゆ)でした。今回ご紹介するのは、川棚グランドホテル 。本場下関のとらふぐ料理が評判の川棚温泉の宿です。
温泉街の中でもひときわ目立つ川棚グランドホテル。宿に到着すると、スタッフのみなさんが温かく迎えてくれます。
こちらの客室(上の画像)は、人気の離れ・202号室「緑水亭」(りょくすいてい)。離れだけあってお部屋は広々。落ち着いた12畳の和室です。緑の庭を望む広縁。さらに木のぬくもりあふれるベッドルームがしつらえられています(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
お風呂は大浴場と露天風呂のほかに貸切露天風呂があります。上の写真は露天風呂。太陽の光を浴びながらつかる温泉は最高。かの俳人・種田山頭火(たねださんとうか)も愛した川棚の名湯を満喫できます。
川棚温泉・川棚グランドホテルの夕食です。もてなしは、ご当地・下関のとらふぐ料理。主役は、身欠き(みがき)にして一日寝かせて旨みを引き出した、とらふぐ尽くしのコース料理をお部屋食でいただきます。
ふぐ尽くし料理ということで、珍味・とうとうみの湯洗いが、いただけます。「とうとうみ」とは、湯引きしたふぐの皮のこと。ほかではなかなか食べることのできない一品(ひとしな)です。
そして、ふぐといえば、ちり鍋。食べ方ですが、まず、とうとうみ(湯引きしたふぐの皮)を鍋でしゃぶしゃぶ。食感がたまりません。そしてそのあと、鍋にふぐのアラや野菜、豆腐などを入れて煮込みます。
ちり鍋のあと、ふぐ刺しをいただくのが川棚グランドホテルの流儀。薄造りのとらふぐ刺し。ポン酢を付けて味わえば、口の中いっぱいに幸せが広がります。
そのほか、とらふぐの唐揚げやお吸いものなど、どの料理も絶品。香ばしく焼いたふぐのヒレをお酒とともにいただくひれ酒もいただけます。上の写真は、ふぐのヒレ酒です。
〆は、ふぐのアラからしみ出した出汁(だし)を使った雑炊。ご飯に刻んだしいたけを入れ、卵を落とし、ねぎを散らせば、とらふぐ雑炊のできあがり。これぞまさに至福の味わい。本場下関のとらふぐ尽くしのコース料理。満足できます。
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