新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯本へ。箱根湯本から箱根登山バスで約15分。歴史ある箱根の中でも古くから開けた宮ノ下(みやのした)。今回ご紹介するのは、2016年7月にニューオープンした 木賀温泉(きがおんせん)崋山(かざん)。由緒ある名湯が自慢で、洗練された佇まいがひときわ目を引く温泉旅館です。
清楚でしっとりと落ち着いた雰囲気の館内。まわりの自然を愛でながら、まずはお茶と和菓子で一服。豊かなもてなしの始まりです。
客室は全6室。上の写真は広縁付き和室10畳。開放的な窓からは箱根外輪山(はこねがいりんざん)を一望できます。窓辺の椅子は季節を愛でる特等席(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
11月上旬から11月下旬にかけては、燃え立つような紅葉が目前に迫ります。
崋山(かざん)の自慢は温泉。今もこんこんと湧く名湯・木賀温泉(きがおんせん)。箱根七湯(はこねしちとう)のひとつに数えられながら、ごく限られたエリアにしか源泉がなく、稀少価値の高いいで湯です。江戸時代には、子宝の湯として、将軍家に献上されていました。
男女別の大浴場は内湯と露天風呂があり、手が届きそうな木々に囲まれながら湯浴みをすることができるので、まるで森林浴をしているかのようです。泉質はナトリウム―塩化物泉。湯は透明で、感触はさらりとして気持ちのいい温泉です。
箱根宮ノ下・崋山の夕食です。もてなしは、厳選された旬の食材を活かした会席料理。彩りも鮮やか。中にはちょっと珍しい料理もいただけます。
マグロにカンパチなど新鮮な海の幸のお造りも食卓に並びます(料理は季節や仕入れによって替わります)
蒸し物はアマダイとウニの餡かけ。繊細で上品な味付けです。
強肴(しいざかな)は箱根山麓豚(はこねさんろくぶた)のしゃぶしゃぶ。厚めにカットした地元の名産・箱根山麓豚。肉の甘みと食感が楽しめます。鍋には漢方薬にもなるクコの実を入れ、健康にも気づかい、食べ応えもじゅうぶんです。
旬の食材の旨みを満喫できる豊かなもてなし。満足できます。箱根宮ノ下・華山。2016年7月にオープンしたばかりなので館内だけではなくお部屋もお風呂もきれい。客室は全部で6部屋。ご夫婦・カップル・母娘旅行など大人の温泉旅行におすすめしたい旅館です。
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