東京から高速バス(四万温泉号)で約3時間30分。山あいに開けた古くからの湯治場・群馬県四万温泉(しまおんせん)。清らかな四万川(しまがわ)の流れに沿って宿が連なる昔ながらの風情ある湯の里です。
今回ご紹介するのは、古きよき時代のもてなしの心を今に伝える 四万温泉 豊島屋(としまや)。化粧水のような美肌の湯と、里山懐石料理が評判の老舗旅館です。
こちらはリラクゼーションルーム。はじめて訪れる人も郷愁にかられる日本の原風景がここにあります。四季折々に彩りを添える渓流を見下ろす空間は、母親の胎内を模して、天井に丸みをもたせています。川の音に包まれ、安らぎ、疲れた体を再生させる特等席です。
こちらのお部屋(上の写真)は、渓流側の和室。テラスからは四万川の渓流を一望。川のせせらぎに心癒されます(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
館内には飲泉処(いんせんどころ)もあります。古来、飲めば胃腸によいとされる四万温泉。萬(よろず)の病に効能あるとうたわれた名湯です。
そして豊島屋の自慢は渓流沿いの露天風呂(上の画像)。お湯は源泉掛け流し。泉質は、薄い絹のようになめらか。新鮮な温泉は、密度が濃い感じがして、ずっしりと重く感じます。体をポカポカと温めてくれて、肌がしっとりと潤う化粧水のような美肌の湯。翌朝の肌が楽しみになる温泉です。
四万温泉 豊島屋の夕食です。もてなしは地元の山の幸と川の幸を使った里山懐石料理。先付(さきづけ)は大イワナのお刺身・霜降り馬刺し・花びら茸のお刺身など。煮物は上州麦豚(じょうしゅうむぎぶた)の角煮。数ある群馬の銘柄豚の中でも、一、二を争う上州麦豚。6時間蒸したあと2時間煮込む、こだわりの角煮です。
強肴(しいざかな)は、ほどよい霜降りで、芳純な旨みが楽しめる上州牛の特製サーロイン。これは極上です(料理は季節や仕入れによって替わります)
朝食は、地元の野菜がたっぷり入った味噌汁や国産大豆で手作りした豆腐など、約13種類の料理が並びます。なかでも豊島屋特製・イワナの一夜干しは人気の一品(ひとしな)です。
化粧水のような美肌の湯と上州群馬の美味を堪能。四万温泉に宿泊するなら豊島屋はおすすめのお宿です。
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