銀座の日本料理店「銀座 福和」でふぐ天丼ランチをいただきました。
2018年2月28日・水曜日。グラスリッツェン(手彫りガラス工芸)の展覧会に招待されて仕事仲間の賢治さんと銀座へ。展示会場を出たのがお昼過ぎ。せっかく銀座に来たんだからランチを食べようということになり、見つけたお店が、天然ふぐや天然鱧(はも)などを専門に扱う日本料理店「 銀座 福和 」(ふくわ)――
ランチをいただけるお店を探しながら銀座七丁目のビルの間を歩いていると、ビルの入口通路にメニューが置かれているのが目に入りました。銀座は目立たないこういうビルの中に美味しいお店が隠れていたりします。ちょっと覗いてみることにしました。
ビルにはいくつものお店が入っているようで、イタリアンや和食のお店のランチメニューが並んでいる中で、目を引いたのが、銀座・福和のふぐ天丼ランチでした。天丼といってもふぐ天丼というのは初めてです。迷うことなくお店に向かいました。
メニューが並ぶ通路の奥のエレベーターを使ってお店がある7階まで行きます。
エレベーターを降りるとすぐに入り口がありました。「銀座 福和」の薄い柿色の暖簾(のれん)がいい雰囲気を演出しています。引き戸を開けると玉砂利に飛び石のこぢんまりとした玄関になっています。
客席がある店内に入ると大きな窓があり、明るく洗練された雰囲気。お店のあちらこちらに一輪挿しが生けてある心づかいは、やはりいいお店の証拠ではないでしょうか。
お店に入って最初に気になるのは壁のいたるところに能面が飾ってあるということです。お店の女性が教えてくださったのですが、なんとこの能面はお店のご主人が作られたものだそうです。美術館にあってもいいのでは? と思うほどの素晴らしい能面です。
12時半を少し回ったところとあって、店内は満席状態。接客担当の女性が一人でとても忙しそうに対応されていました。お茶が運ばれてきて私たちはふぐ天丼のランチを注文しました。
厨房にはご主人が一人だけでお料理されている様子。厨房のご主人と接客の女性のお二人だけでお店を切り盛りされているようでした。カウンターも一人でランチを食べに来た人たちでいっぱい。ふぐ天丼を注文されている人がほとんどのようでした。
ランチタイムの時間はお二人だけで切り盛りしているので、少々待つことになりますが、時間がない方は、豚角煮定食(1,080円)ならすぐに用意できるとのことでした。あとで知ったのですが豚の角煮も福和の名物料理だそうです。
30分ほどして私たちのふぐ天丼がやってきました。丼に載っている色とりどりの天ぷら。丸いコロコロした天ぷらがフグのようですが、思ってた以上にたくさん載っています。これで1,350円とは驚き。しかも銀座です。
こちら(上の写真)はセットになっているグリーンサラダとひじきの煮物。ひじきの煮物は甘すぎず辛すぎず上品な味付けです。
お味噌汁は赤だし。しっかりとした料亭のおだしの味がします。
天丼はご飯が見えないほどたっぷりと天ぷらが載っていて、サクッと揚がっていました。うれしいのは食べても食べてもフグが出てくるところ(笑)。惜しみなくフグの天ぷらが入っていて満足度は星三つ!
たれの味もちょうどいい塩梅(あんばい)で、とっても美味しい。お野菜とのバランスもとてもよかったです。なかなかお目にかかることがないふぐの天丼をお得なランチ価格でいただけて感激しました。今度は夜の時間帯に個室を予約して天然ふぐのフルコースをいただいてみようかな(笑)
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