2018年4月11日、仕事仲間の賢治さんと栃木県小山市の間々田神社(ままだじんじゃ)へ参拝した帰り道、偶然見つけた酒蔵・西堀酒造で、人気の地酒・若盛(わかざかり)や門外不出(もんがいふしゅつ)など4種類の日本酒を試飲させていただき買ってきました。
間々田神社で御朱印をいただいたあと、ランチができる場所を探しながら国道4号線を東京方面に向かって走っていると、雰囲気のある古い建物を見かけました。敷地の入口に「地酒 若盛」と書かれた看板が出でいます。どうやら昔ながらの酒蔵のようです。
「若盛」(ワカザカリ)の看板を目印に敷地内に入ると、50台は停められそうな広い駐車場があります。大型のバスも駐車できるスペースが確保されています。私たちが訪れたのは平日でしたので余裕で停めることができました。
ここは西堀酒造株式会社という造り酒屋で、創業は明治5年。明治5年というと、西暦1872年ですから、かれこれ140年以上。「国登録有形文化財指定酒蔵」と書かれた看板が西堀酒造の歴史を物語っています。
敷地内には武家屋敷のような塀に囲まれた趣ある仕込蔵があります。前もって予約をすれば、酒蔵を見学することもできたようですが、残念ながらこの日は断念。
門から中の様子を伺うと、赤錆びているのか、レンガの色なのか、赤茶けた古そうな煙突が見えました。かなり歴史のある煙突のようです。まさに国の登録有形文化財に指定されている酒蔵といった雰囲気。
敷地内の一角にはお稲荷様が祀られています。このお稲荷様も西堀酒造の創業当時からあるのでしょうか。
せっかく西堀酒造に来たので、お酒を買って帰りたい、ということで、酒蔵の隣にあるショールーム(アンテナショップ)へ入ってみることにしました。
ショールームの入口(暖簾の上)には造り酒屋のシンボル「杉玉」(すぎだま)が飾られています。
ショールームの中はとても天井が高く思ったよりも広々としています。気密性が感じられ静かで外とは別世界のような落ち着いた雰囲気がありました。夏はきっと涼しい場所に違いありません。
レジ前には樽が置かれ、樽の中にワンカップサイズのお酒が並んでいます。お手軽に試してみたり、お土産にもよさそうですね。
こちら(上の写真)は女性へのお土産にしたら喜ばれそうな酒粕の石けん。西堀酒造の純米酒の酒粕を配合した手造りの無添加せっけんです。洗いあがりはしっとりだそうで、美肌に近づけるかも。
右手奥に進むと、正統派の純米酒で西堀酒造の顔でもある「若盛」(わかざかり)や、2017年日本酒アワードで入賞した純米吟醸酒の「門外不出」がありました。店員さんにうかがったところ、いちばん人気は若盛だそうです。
通路反対側には古代米の「赤米」と「緑米」だけを使ってつくった黄金色の純米酒「愛米魅(I MY ME)」(アイマイミー)シリーズが並んでいました。
さらに奥には区切られたスペースがあり、冷蔵したお酒やいろいろな銘柄のお酒が並ぶ冷暗所がありました。種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわかりません(笑)
どのお酒を買おうか迷っていると、店員さんが「よろしかったら試飲ができますが、いかがですか?」と4種類のお酒を出してくださいました。賢治さんは車の運転があるので試飲は私だけ(笑)
試飲させていただいたお酒は、愛米魅(アイマイミー)シリーズ3銘柄と、純米吟醸酒の門外不出の4銘柄。上の写真の左からスタンダードの愛米魅・愛米魅の梅酒味・愛米魅の柚子味、そしていちばん右が門外不出。
私は、甘いお酒はあまり飲まないのですが、愛米魅はワインのような芳醇な香りがあってグラスで飲んでみたくなりました。梅酒味も濃厚で香りがよかったので購入。そして、お店の方おすすめの門外不出と、しぼりたての新酒・若盛の合計4本を買いました。
新酒しぼりたての若盛だけは要冷蔵ということで家に帰ってすぐに冷蔵庫へ。それぞれ違った味わいのあるお酒をどんなお料理に合わせていただこうかとても楽しみです。
(拡大地図を表示)
今回おじゃました西堀酒造の住所は、〒329-0201 栃木県小山市大字粟宮1452。アクセスは、JR宇都宮線・小山駅または間々田駅からタクシーで約10分。正確な場所や車での行き方は上記の地図で調べられます。詳細は 西堀酒造のホームページ でご確認ください。
アンテナショップの営業時間は火曜日から金曜日が13時30分から18時。土日は10時から18時。定休日は月曜日。月曜日が祝日の場合は営業、翌日休み。電話番号は 0285-45-0035 です。場所は国道4号線・栃木県小山市の粟宮南(あわのみやみなみ)交差点からすぐ。駐車場は約50台。