開湯1300年の歴史を誇る関西屈指の温泉地・城崎(きのさき)。今回ご紹介するのは、創業300年を超える城崎温泉の老舗旅館 三木屋(みきや)。本館三階建ての母屋(おもや)は有形文化財にも登録されています。
城崎温泉をこよなく愛したのは文豪・志賀直哉。中でも三木屋にはおよそ40年にわたって通い続け、代表作「城の崎にて」は三木屋で書きあげました。ほかにも有島武郎や与謝野晶子など名だたる文豪が城崎温泉を愛しました。
客室は和室と和洋室。上の写真は和洋室。書院造りの和室にウッドフロアのベッドルームが付いたゆったりとしたお部屋です。どのお部屋も庭園に面しているので園側からの眺めを楽しめます。客室のタイプは宿泊プランの中から選べます。
三木屋には二つの内湯があります。こちら(上の写真)はレトロなタイル張りのお風呂。少し深めの湯船と浅めの湯船になっています。
こちら(上の写真)は最近造られた内湯。この内湯は、二間続きの客室を改装してお風呂にしたもの。坪庭を眺めながら優雅な湯浴みが楽しめます。
三木屋の夕食は季節の食材を活かした会席料理がいたただけます。メインはお肉。ロースやハラミなど但馬牛(たじまうし)のさまざまな部位を食べ比べすることができます。肉好きにはたまりません。
冬の時期(11月から3月)はズワイガニを使った特選かに会席もいただけます。