結納の顔合わせで日比谷のレストラン(東京)で食事会を行ないました。
東京の日比谷にあるレストラン 春秋ツギハギ(しゅんじゅう つぎはぎ) で、息子の結納と両家の顔合わせを兼ねて食事会を行ないました。
場所は東京メトロ千代田線・日比谷線の日比谷駅A13番出口を出て左手、日生劇場の地下1Fにあります( 春秋ツギハギのアクセス情報 )。「春秋ツギハギ」の立て看板を目印に地下の降り口を下る通路にはパネルが飾ってあって、ちょっとしたギャラリーのようになっています。
お店は洞穴の中の隠れ家のよう。入り口を入るとレジカウンターの向こうにお店の顔というべきワインセラーがズラリ。まるでワインでできた壁のようで、まずその数の多さに圧倒されます。
入り口を入ってすぐのホールにはシャンパンと桜色をした岩塩のおしゃれなオブジェがお出迎え。静かな店内の奥から店員さんが出てきて予約のことを告げると「お待ちしておりました」とお部屋まで案内してくれました。
今回は「 結納・顔合わせブラン 」ということで、いちばん奥の落ち着いた個室を用意してくださったようです。入口のレジカウンター横にトイレがあるのですが、お店はかなり奥行きがあって、お手洗いまで行ったら部屋に戻るのに迷子になりそうなくらいです(笑)
お部屋のドアを開けると、黄色の振り袖が艶やかな、お相手の娘さんが出迎えてくれました。その場で娘さんのご両親とごあいさつを交わして席に着きました。
今回の結納は形式ばったものではなく、顔合わせの会食ということですので、服装は、父親はスーツ、母親たちはワンピース、ツーピースのスラックスといった、かしこまりすぎず、緩すぎずの格好です。
緊張する自己紹介のあいさつも終わり、食事をしながらの歓談が始まり、気持ちもほぐれてきました。ワインボトルのような瓶のミネラルウォーターが注がれたあと、最初のお料理「前菜の4種盛り」が運ばれてきました。同時に注がれた飲み物はセットメニューのシャンパンです。
お造りの盛り合わせはマグロとハマチ、鯛と鰆。器もおしゃれ。
ところでどうしてお店は「ツギハギ」という名前なのか? と先方のお父さまが店員さんに質問したところ、お料理、お店の人たち、空間やサービスなど、すべてにおいていいものだけを寄せ集めてつなぎあわせる(つぎはぎする)ということをコンセプトにしているのだというお話でした。なるほど。
お相手のお母さまは明るいかたで場を盛り上げてくださいます。楽しい時間が続くなか、今度はオマール海老のグリルが運ばれてきました。目にも鮮やかなオレンジ色の濃厚なソースのオマールエビをぜいたくにひとくちで頬張ると幸せいっぱい。
そして春を感じさせられ、結納にふさわしいおめでたいはまぐりの椀物でひと息。ハマグリお出汁が濃厚です。
メインは黒毛和牛のランプグリル。せっかくワインが豊富にそろっているお店に来たので、お料理に合わせてフルボディーの赤ワインをお願いしました。出てきた赤ワインは思ったより軽めでしたが、お肉によく合います。
お料理も終盤です。土鍋で炊いたばかりの鯛のお赤飯を一人ずつ取り分けて持ってきてくださいました。もっちりとしたご飯に鯛が香り、おいしくいただきました。ご飯が入ると、さすがにお腹がいっぱいになってきました。
デザートは季節のいちごをあしらった4種。中でもオレンジの香りが口いっぱいに広がるパウンドケーキは印象的でした。やっぱり女性にとって甘いモノって別腹(笑)最後にコーヒーをいただき、無事お開きの時間を迎えました。
はじめにお渡ししようと思っていた手土産( 日本橋・鮒佐の佃煮 )はこの時に。結納の手土産の渡し方って、意外とむずかしいものですね。どうやらお相手側も同じだったようです(笑)
出口のホールに向かって通路を通って行くと、またものすごい数のワインが並んでいるのを目にするので圧倒されます。ワインの好きなかたは、このワインの画像を見たら来店したくなっちゃいますね。
帰り際、店員さんに「ワインにこだわったお店なんですね」と声をかけると「ところが日本酒や焼酎にもかなり力を入れていて、いろいろな銘柄を取り揃えているんですよ」とのことでした。
今回の結納の食事会は息子たちが 顔合わせ・結納プラン を利用して予約を取り、費用を負担してくれました。
結納が滞りなく終了し、とにかくホッとした、というのが母親としての正直な感想です。料理とワインもおいしく手ごろなお値段だったので、今度は、お友だちを誘って、ランチを食べに春秋ツギハギ日比谷店に行ってみようと思います。