長野県の妻籠宿(つまごじゅく)にある人気のお蕎麦屋さん・吉村屋(よしむらや)。ゴールデンウイークを利用して、名古屋の友人宅に宿泊したさい、阿寺渓谷(あてらけいこく)を経由して、おそばの本場・長野県木曽郡南木曽町の吉村屋さんで、宿場町のランチというべき山菜そばを食べてきました。
名古屋から車で出発した私たちはまず、長野の観光スポットのひとつ阿寺渓谷に行きました。中央自動車道と国道19号線を経由して2時間ちょっと。ゴールデンウィークまっただ中の5月3日にしては順調に到着。川遊びというには少し早い季節でしたが、阿寺渓谷の川はエメラルドグリーンで想像以上にきれい。人の数も混雑というほどではありませんでした。
阿寺渓谷で癒やされた私たちは、車で20分ほどの妻籠宿(つまごじゅく)へ移動、町営駐車場に車を駐めて、お昼をとることにしました。妻籠宿は江戸時代に栄えた中山道の宿場町で、その風情ある日本家屋の町並みの趣を求めて、大勢の人が訪れる観光地です。
妻籠宿は伝統的な家屋に泊まったりできるのはもちろん、町中を歩くと、和菓子屋さんやお茶屋さん、レストランなどがあちらこちらにあります。
せっかく長野に来たのだからと、名物のお蕎麦屋さんを探してみるこに。すると、いい雰囲気のお蕎麦屋さん(吉村屋)を見つけ、さっそく伺うことにしました。こちらのお蕎麦は開田高原(かいだこうげん)の玄蕎麦を石臼で挽いて手打ちしているそうで、とっても美味しそう。
お昼には少し早かったためか、いつもは混雑しているというお店はまだ席に余裕がありました。店内入って奥にはテーブル席があって、右手には下駄箱とその奥に小上がりになった畳敷きのお座敷席があります。
私たちは右手のお座敷の席に座りました。手打ちのお蕎麦がいただけるという吉村屋のメニューは人気のざるそばが950円、えび天ざるは1,230円。シンプルな蕎麦にもそそられましたが、山で採れる山菜が入ったおそばが食べたくなり、友人は山菜そば、私は山かけ山菜そばを注文しました。
友人が頼んだ山菜蕎麦には葉わさびのような山菜がたっぷり載っていて、山菜の風味がよく、ひとくち食べさせてもらいましたが、さっぱりとして美味しかったです。
同じ山菜そばでも、私のほうは、とろろが載ったもので、山菜の内容もちょっと違いました。山菜とろろそばは姫タケノコやきのこもたっぷり。懐かしい味の蕎麦です。今日はお天気もよく汗もかいたので、さっぱりとした山菜そばを美味しくいただきました。
お座敷とテーブル席のちょうど中間にお会計場所がありました。私たちが帰るころはお店も満席。入口付近で待ってる人たちも出てきていました。ちょうどいい時に入ってよかった。
吉村屋をあとにした私たちはもう少し宿場町の面影残るこの妻籠宿を散策することにしました。運良く満開に咲いた見頃の藤が見られたのにも感動。ゴールデンウィークの真っ只中にしては人も少なく、情緒ある街並と石臼で挽いた手打ちそばをゆっくりと堪能できました。
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今回おじゃました蕎麦処 吉村屋 さんの住所は長野県木曽郡南木曽町吾妻860-1。正確な場所は上記の地図で確認できます。営業時間は10時~17時(売切れ次第終了)。定休日は木曜日。駐車場は妻籠宿の町営駐車場(一日500円)を利用。電話番号は0264-57-3265