那須野が原公園オートキャンプ場に1泊2日で行ってきました<画像あり>
2017年5月13日(土)。土砂降りの天気だけど夜には雨が上がる予報。以前から予約をしていた那須野が原公園オートキャンプ場で予定どおり1泊2日でキャンプを決行することに。東京から西那須野まで大雨の中を車で出かけました。当日はチェックインの13時を目安に現地集合。
高速道路(東北自動車道)では追い越し車線の車がすれ違うびに、タイヤに雨が巻き上げられて霧のような水しぶきが上がります。「こんな天気でホントにキャンプができるのかなぁ…」。不安になりながらも東京から3時間ほどで那須野が原公園オートキャンプ場に到着しました。
入口ゲートを入るとすぐに管理棟があります。キャンプ場に入場したらまずはこの管理棟で受付をすませます。サイトのお金とお風呂を利用する場合は初回だけ1人100円を支払います。
私たちの料金は、今回キャンプを計画してくれたミキさんが先に来て支払いをすませておいてくれました。今回は4家族で参加しましたが、1家族は泊まらずに日帰りするため3区画のフリーサイトに予約してくれていました。
私たちが到着したときにはもう先に来ていた2家族がテントやタープを雨の中、びしょ濡れになりながら張っている最中でした。
那須野が原公園オートキャンプ場はテントサイトのほかに、キャビンサイトがあります。キャビンは4人用と8人用のログハウスで、トイレ・風呂付き。台所にはガス台・冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・電気ポット・食器類・調理器具が完備、エアコン・コタツ・テレビ・寝具(定員分)などもあるのでキャンプ道具を持っていかなくても身軽にアウトドア気分が楽しめます。
キャビンには1台分の駐車スペースがあり、数台で訪れた場合は、別の駐車場に車を停めます。キャビン周辺の空きスペースでのバーベキューもOK。ただし、ウッドデッキでの炭火は厳禁です。
そしてこちら(上の写真)はオートキャンプのスペース。家族にピッタリのオートキャンプサイトは、移動式の木製テーブルとベンチ付き。タープとテントをひとつずつ張れるくらいの広さがあります。1区画の定員は6人まで。コンセントも付いているので、冬にはコタツなんかも使えますね。1区画の料金は4,620円(12月から3月19日は冬期割引料金で2,570円)です。
今回私たちが利用したフリーサイトとオートキャンプスペースとは、トイレ・炊事場を隔てて背中合わせの位置にあり、すぐ隣は管理棟があります。フリーサイトスペースであれば、好きな場所を確保することができます。
料金は1区画2,570円(12月から3月19日は冬期割引料金1,540円)なので、オートサイトの約半額になります。プライベートを重視したい人はオートサイトがおすすめですが、気にしないという人は混み合っていない時期であれば、かえってフリーサイトのほうが開放的に使うことができるかもしれません。
那須野が原公園キャンプ場は、お手入れがしっかりと行き届いていてとてもきれいなキャンプ場です。
炊事場は、オートキャプとフリーサイトの間に2箇所設けられていて、お湯も使えます。お湯が使えるキャンプ場は珍しいのでありがたいですね。バーベキュー(BBQ)など、脂っこいものを載せたお皿を水だけで洗うのはたいへんですが、お湯が出るので食器の汚れ落ちもよく、寒い冬場には特に助かります。
トイレは、フリーサイトとオートサイトの間に1箇所、管理棟の中に1箇所あります。女性用は、和式と洋式がそれぞれ二つずつあります。
男子トイレの入り口の方に身障者用トイレも完備されていました。道路からトイレ入り口までは舗装されたスロープのバリアフリーになっています。
炊事場の隣りにある女性用トイレの入口には洗面所と両サイド合わせて2箇所に鏡があり、ここでメイクを直したりもできそうです。
洋式の便座は温熱便座でウォシュレットも付いています。こちらも冬は特に助かるありがたい設備です。明るく清潔な雰囲気のトイレでした。
ゴミ置き場もお掃除が行き届き清潔に保たれていました。ゴミを持ち帰るように言われるキャンプ場も多い中、こちらはゴミ捨て場もしっかり確保されていてありがたいサービスだと思います。キャンプ場のスタッフの方々の努力に感謝して、私たちもきれいにキャンプ場を使わせていただきたい気持ちになります。
焚き火はアウトドアの醍醐味ですが、焚き火用バケツは、今回こちらの那須野が原公園オートキャンプ場で600円でレンタルしました。焚き火用バケツのメーカーはスノーピーク。なかなかいいものを使っていてちょっと感心しました。
フリースペースと管理棟の間の奥には野外炉洗場とクアルームと書いた看板が立っています。
クアルームとは温泉のお風呂のこと。チェックインのときにお風呂利用のお金を100円払うと15時から翌朝の8時まで何度でも入り放題。洗い場は3箇所。湯船は掛け流しになっていて、体を沈めるとザ~っとお湯が排水口に流れます。温泉の掛け流しとはなんともぜいたく。
燃料の薪は管理棟内にある売店で1束400円で購入できます。よく乾燥していて火のつきも抜群。よく燃えます。夜の焚き火はことさらアウトドアムードを盛りあげます。雨もやんで、焚き火に薪をくべながらみんなで話に興じ夜遅くまで起きていました。
翌日は早く起きた人から順番に朝食をすませ、チェックアウトの10時に間に合うように片付けをはじめました。キャンプ場に来たときに降っていた雨も前日夜の10時ごろには上がり、朝には晴れ間も出てくれるほどお天気が回復してくれたので、テントとタープもすっかり乾き、片付けも楽でした。
炭の後始末も処理場でしっかり行ない、お借りした焚き火用バケツもきれいに掃除して返却。借りていた芝生のフリーサイトのスペースにゴミを残すことがないように最終チェックもすませました。
那須野が原公園キャンプ場は、キャンプ場だけではなく、アスレチックや芝ゾリ、テニスやサイクリングコース、プールなどもあり、家族連れに最適。今回は大人のキャンプになりましたが、私たちも子供が小さなときは、同じメンバーでよく芝ゾリをやったり、アスレチックでクタクタになるまで遊んだことを思い出しました。
持ってきたキャンプ道具を車に積んで「このあと、おしゃれなカフェにでも寄って帰ろうか」などと話していると出発する時間になりました。久しぶりのキャンプでしたが、やっぱりいいものだね、とみんなの意見は一致。「また来たいね」と、ぜいたくな時間を満喫した那須野が原公園オートキャンプ場をあとにしました。
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