2017年12月5日。栃木県栃木市倭町(やまとちょう)にある冨士屋(ふじや)という老舗和菓子店に小倉ソフトクリームがあるというので、都内から車を走らせ約2時間半、冨士屋に行ってきました。
栃木駅周辺は小江戸と呼ばれ、宿場町の面影を今に残し、蔵の町並みが歴史を感じさせてくれます。そんな蔵を眺めながら船頭さんが川を運行してくれる遊覧船があるなど、観光地としては意外と知られていない穴場スポットでもあります。
冨士屋は、出かける前にあらかじめ下調べをしていったのと、メイン通りの例幣使街道(れいへいしかいどう)に面した分かりやすい場所にあったので、迷わずに着きました。車は道路に面した蔵の街第3駐車場に停めました。お店で1,000円以上の買い物をすれば駐車料金が30分間無料になるというサービスがあります。
冨士屋はいろいろなテレビで紹介されているようで、芸能人のサインや番組のポスターも貼られています。ソフトクリームや看板商品の「じまんやき」に使われているあんこは、すべてこのお店のオーナーによる手作りだそうで、あんこ作りだけは、ほかの誰にも任せることはないということでした。
この日は平日の午前中だったので、お店はベテランとお見受けする男性が一人でお店を切り盛りされていました。名物のじまんやきがおいしそうに焼かれていました。小倉ソフトクリームを食べにきたけど、じまんやきも買って食べよう。
さっそく小倉ソフトを注文しました。ネットで調べたときに見た画像では、バニラアイスに見えたソフトクリーム部分は、うっすら小豆色(あずきいろ)をした小倉のソフトクリームでした。小倉のソフトクリームをたっぷりコーンに盛って、粒あんをソフトクリームの横にたっぷり載せてくれました。
おいしそー!と、この日はだいぶ寒かったけど、小倉ソフトクリームが美味しすぎて、ぺろっと完食してしまいました。あんこの甘さは甘すぎることなく小豆のソフトクリームにベストマッチ。あと1個お代わりできそうなほど美味しい。久しぶりに感動のソフトクリームに出合いました。
小倉ソフトをもうひとつ食べようかな、と思ったのですが、じまんやきがとってもおいしそうに焼けているので、つぶあんと、塩キャラメルカスタード、うくいす餡を注文しました。
じまんやきは、一般的な今川焼きの大きさと比べるとだいぶ小ぶり。かわいい今川焼きといった感じです。
まずは、つぶあんから。中の餡はたっぷり。皮は香ばしく薄めですが、しっかりとしています。普段食べている今川焼きとはまったく別物。あっさりいただけて、このくらいの小さなザイズだといろいろの味がいただけていいなと思いました。
続いて、うぐいす餡(上の写真)。青エンドウの粒もしっかり入っていて、餡は、ほどよい甘さというか、とても上品な甘さです。
そして塩キャラメルカスタード(上の画像)。じまんやきの生地は、パンのように香ばしく、甘くないので、塩キャラメルカスタードのクリームとの相性もいいですね。
小倉ソフトもじまん焼きも思った以上にとっても美味しかったので、また無性に食べたくなっちゃうだろうなぁ……。冨士屋さんは都内からはちょっと遠いけど、栃木小江戸散策も兼ねてまたぜひ小倉ソフトを食べに訪れたいと思いました。
そうそう、お店の方もとても親切で笑顔がすてきなジェントルマンでした。
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今回ご紹介した冨士屋の住所は、〒328-0037 栃木県栃木市倭町10-4。倭町の読み方は「やまとちょう」。アクセスはJR東武栃木駅から徒歩15分。車での行き方や正確な場所は上記の地図(Googleマップ)で調べられます。営業時間は10時から17時。定休日は月曜日。祝日の場合は翌日。1月1日と1月2日はお休み。電話番号は 0282-24-7070 。駐車場は蔵の街第3駐車場を利用すると 1,000円以上の買い物で30分無料駐車券サービス。お店の詳細は 冨士屋のホームページ でご確認ください。