2019年4月23日・火曜日。「あしかがフラワーパークの大藤が見頃を迎え始めたらしいから、夜、行ってみない?」と、お友だちの洋子ちゃんに誘われ、あしかがフラワーパークの夜の藤を見てきました。旅行雑誌でライトアップされた大藤の写真を見て、一度、奇跡の大藤を見てみたい思っていました。
駐車場
あしかがフラワーパークへは、洋子ちゃんの運転で、都内から東北道を使って向かいました。夜の部に合わせ、夕方5時半に家を出て、到着したのが 7時前。藤が見頃を迎え始めたゴールデンウィーク前の平日だったためか駐車場は空いていました。穴場の時期に来たようです。
入園
あしかがフラワーパークが現在の場所(栃木県足利市迫間町)にオープンしたのが1997年(平成9年)。ちょっと懐かしさも感じる素朴な雰囲気の入口では、見頃を迎えた立派な藤がお出迎え。期待が高まります。
まずはチケット売り場へ。あしかがフラワーパークでは、藤の見頃に合わせて入園料が変動します。昼の部と夜の部でも料金が異なります。今はいくらなんだろう? 本日の入園料と夜の部限定入園料がパネルで表示されていました。今日の夜の部は大人1,200円です。
チケット売場も空いていて、すんなり受け付けてもらえました。藤が満開になるゴールデンウィーク期間中は、チケット売場前は行列ができるんだろうなぁ……。
新聞折込チラシに付いている3名まで100円の割引が受けられるチケットもありますが、1週間前に洋子ちゃんのお友だちが、あしかがフラワーパークに訪れたときにもらったという再来園割引チケットを使わせてもらって、1,200円のところを1,000円で入場することができました。再来園割引チケットも1枚に対して3名までが割引対象となります。
入場口の横には貸出用の車椅子が並んでいました。無料で貸し出してくれるそうですが、数に限るがあるそうです。ベビーカーの貸し出しはありません。
入口ゲートを入るとおみやげ売場があり、藤にちなんだ商品をはじめ銘菓やお花などが並んでいます。どれもそそられるものばかり。目移りしちゃいます。でもお土産はあとあと。大藤を早く見たい。ふじのはな物語(大藤まつり)会場に足を運びます。
すいているとはいえ、ライトアップされた夜の藤を見に訪れたお客さんは、かなりいらっしゃいます。大藤まつり会場の入口にはべチュニアでしょうか、白とピンクの可愛いお花がメルヘンな雰囲気を演出していました。
ライトアップされた夜の藤
ライトアップされた見事な藤棚が目に飛び込んできました。池に沿ってアーチを描くように配置された、うすべに藤の棚です。外国人観光客から写真を撮ってほしいと話しかけられました。園内には外国の方もたくさんいらっしゃいます。「世界の夢の旅行先10カ所」に選ばれただけありますね。
園内は藤のオンパレード、といった感じ。いたるところに立派な藤棚がたくさん。大藤はどこかな? ありました。園内中央に。奇跡の大藤とめぐり合うことができました。まるで精霊が宿っているかのような姿。静かでやさしくありながらも凛とした空間。あの大きさの母体からここまで花を広げるとはまさに奇跡。圧巻の光景です。
見頃には少し早いかなといった花の開き具合ではありましたが、この神秘的な大藤の下に身を置けたことは幸せ。いつまでも元気に花を咲かせてほしいなと願います。
大藤をあとにして、さらに進むと、ライトアップされた藤棚の橋がありました。そこを通ってさらに進むと、さきほど大藤に勝るとも劣らない立派な藤棚が現われました。
この立派な藤棚は「大長藤」という藤で、先ほどの大藤よりも母体を間近で見ることができ、太くてしっかりとして若々しい幹が、生命力を感じさせるものすごい迫力です。
池のほうまで広がっている蔓(つる)から下がる大長藤の花は圧巻。みなさん藤棚の下で見とれています。どの藤がメインだなんて言えないくらい、それぞれ個性があって美しい藤ばかりです。
こちらは白藤の滝。残念ながら開花前でした。満開になると白い藤が滝の水しぶきのように見えるとのこと。機会があったら見てみたいと思いました。
続いて紫藤。薄紫やピンクの藤が多い中、紫の藤はやっぱりいいですね。高貴な雰囲気があります。ライトアップされた紫藤は幻想的でした。
もうすぐ園内を1周というところで現れたのは幹がライオンかヒョウが座っているように見えるこちらの藤(上の写真)。模様を描くように幹の根元に植えられたきれいな草花とのコントラストがよかったです。
園内施設
閉園間際だったので片付けの準備をしていたレストラン。メニューも豊富。中にはまだお食事を楽しんでいる人がいました。テラス席もあって、お天気のいい日には気持ちがよさそうです。
ログハウス調のかわいい雑貨屋さんには女性が喜びそうなおしゃれな小物がいっぱい。花壇に植えられたお花のセンスもいいですね。
午後8時30分、閉園の放送が入り始めたころ、入口近くに到着。閉園時間は午後9時。残った時間で売店をちょっと覗いてみると、生花コーナーには植木鉢のちょうどいい大きさの藤が売られていました。そそられましたが値段はお安くなかったので買わずに我慢(笑)