大平山神社に隣接する景色のいい食事処で名物料理をいただきました。


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景色のいい食指処

紫陽花の名所として知られる栃木県栃木市の大平山神社(おおひらさんじんじゃ)。あじさいの時期に一度訪れてみたかった場所です。とちぎあじさいまつりが始まった令和元年6月17日。東京から車で約2時間、紫陽花が見ごろを迎えた大平山神社へお友だちの洋子さんと行ってきました。境内の右奥には栃木市内を眼下に見下ろす景色のいい食事処があり、名物料理をいただいてきました。

紫陽花が見ごろを迎えた大平山神社
随神門

午前11時50分。大平山神社の下にある大曲無料駐車場に到着。車を駐めて歩くこと2分。赤い神門・随神門(ずいしんもん)が見えてきました。平日でしたが、あじさいまつりが始まったこともあってか、参拝者もけっこういらっしゃいました。

石段

随神門から本殿に向かう石段の両脇では、見頃を迎えた色とりどりのあじさいが出迎えてくれました。下から見上げたときには不安だった神社までのかなり長い石段も、美しいあじさいのおかげで一度も苦にもならずに登ることができました。ちなみに随神門から境内まで石段は約250段ありました。

境内

太平山神社の境内に到達。登ってきた石段のほうを振り返ると、まるで山の頂上から眺めるようなパノラマの風景が広がっていました。広い境内には、古事記にまつわる神々が祀られている境内社が本殿の横に並んでいます。

境内から茶店の通路

境内のいちばん端にある末社の先に道があります。参拝を終えたみなさんそちらの方向へ歩いていくのが見えたので、私たちも流れに任せて歩いていくと……。
景色のいい食事処|山田屋
茶店

茶店のような食事処が二軒ありました。お店の向こうには、見晴らしのいい景色が広がっています。今日は梅雨晴れ。空気もカラッとしていて風も気持ちがいいうえに眼下を見下ろす絶好の見晴らし。食事はここで決まりです。

メニュー

茶店は山田家と亀家。見晴らしのいいテラス席が半分に仕切られていました。メニューを見るとどちらのお店も捨てがたい。迷うところです。

山田家

今回は、広々とした景色が楽しめそうな山田屋で食事をすることにしました。

店内

私と洋子さんは五合そばと、お団子・卵焼き・焼き鳥が楽しめる名物セットを注文。会計をすませると番号札を渡されました。店内でも食事ができますが、今日は快晴。店内の席にはひとりもいません。みなさん外のテラス席で食事を楽しんでいました。
テラス席で名物料理に舌鼓
テラス席

時間は午後1時半。平日のお昼時を過ぎていたこともあってか、外のテラス席は余裕があったので、真横に何もさえぎるものがない景観が広がる絶好の席に座ることができました。

五合ざるそば

注文した品が運ばれてきました。五合そばと名物セットの卵焼きです。焼き鳥はあとから持ってきてくれるとのこと。さっそくいただくことに。

ざるそばセット

五合そばは、かなりの大盛り。二、三人で分けてちょうどかな? おそば好きでたっぷりとお蕎麦を食べたい人におすすめです。茹でたてのお蕎麦はコシがあってのどごしもよく、美味しいお蕎麦です。二人でしたので、ちょっと多いかな? と思いましたが、ペロッといけました。

卵焼き

卵焼きは熱々焼き立てが運ばれてきます。箸を入れるとほわっと湯気が立ち上るほどの熱々。口に入れるとふわっとして出汁がジュワッと染み出します。ほどよい甘みがあって美味しい卵焼きです。

焼き鳥

あとから運ばれてきた焼き鳥は、肉厚でとても柔らか。くせがなく素材のよさをうかがわせます。素朴で昔懐かしいといった焼き鳥でした。「卵焼きと焼き鳥のセットなので、これも親子関係になるわけかな」と洋子さん。

団子

食後にはちょっと甘いものも食べたくなったりもしますが、名物セットについてくるお団子がちょうどいい。可もなく不可もないといった普通のお味ですが、昔はこうだったよなぁ……などと懐かしさを呼び起こしてくれる素朴な味が嬉しい一品でした。

食事

焼き鳥・卵焼き・お団子がなぜ大平山神社の名物なのかというと、昔、不吉の象徴といわれた夜鳴き鶏(夜鳴きするにわとり)を神社に奉納し、奉納された鶏が神社の御洗米「おさご」を食べて繁殖したため、その鶏が生んだ卵やその鶏肉を参拝者に振るまったことから。また、団子は、奉納米の一部を粉にして作った団子を同じく参拝者に振るまったのが由来だそうです。

甘酒

食事を終えたところで「冷やし甘酒」というメニューが目に入り、どうしても飲んでみたくなって洋子さんと二人で一杯、注文しました。いい風に吹かれながら高台からの景色を眺めいただく冷えた甘酒。美味しかったです。こんなに満たされた気持ちになったのはこの景色といっしょに食事ができたからこそですね。
お土産に大平だんご
お土産用団子

名物のお団子(大平だんご)をおみやげに買って帰ることにしました。小さな折り詰めは650円、大きなほうは1,100円。私たちは大きいほうを買いました。
トイレ
トイレ

トイレは、食事処のテラス席からつながる階段を降りた場所にあります。トイレの横には横には五、六台駐められる駐車場もありました。
英気が養えました。
見晴らし

都会からちょっと足を伸ばすと、こんな景色を眺めながら気持ちのいい時間が過ごせる場所があるんですね。絶景と名物料理を堪能。英気が養えました。紅葉も美しいとのこと。次は紅葉の季節に訪れたいと思います。

台湾の茶店

そういえば、山田屋のテラス席から眺めた景色、今年の三月に台湾旅行で行った九份(きゅうふん)のお茶屋さんで見た景色(上の写真)に似ていたなぁ……。

今回おじゃました 大平山 山田家 の住所は、〒328-0054 栃木県栃木市平井町659。営業時間は10時から17時ですが季節によって異なります。不定休。電話番号は 0282-22-4595。詳しくは栃木市観光協会のホームページをご確認のうえお出かけください。

栃木市観光協会のホームページ

尚子

投稿者プロフィール

東京都在住。1964年生まれ。主婦。子育ても落ち着いたので地域情報紙の編集アシスタントとして従事。趣味は旅行。家族四人+愛犬1匹

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